3月7日兵庫県生まれ。1985年りぼんオリジナル(集英社)にて「あの夏」でデビュー。以降「マリンブルーの風に抱かれて」「天使なんかじゃない」など少女マンガの王道をゆくピュアな作風で人気を博し、1995年「ご近所物語」がテレビアニメ化。1999年、Zipper(祥伝社)にて「ご近所物語」の続編「Paradise Kiss」を執筆。フジテレビ深夜ノイタミナ枠でのアニメ化、世界10ヶ国で翻訳版が刊行されるヒットを記録した。同年、Cookie(集英社)にて「NANA」が読み切りとして掲載され、翌年、同誌の月刊化をキッカケに連載開始。2002年、同作で第48回小学館漫画賞少女部門を受賞。2005年、および2006年には映画化し、第29回日本アカデミー賞受賞をはじめ数多くの賞を受賞した。興行収入は40億円を越え、中島美嘉が歌った主題歌「GLAMOROUS SKY」はオリコンウィークリーチャートで2週連続1位を獲得など、社会現象を巻き起こすに至った。
Q:完成した作品をご覧になっていかがでしたか?
ごく感動したのですが、この作品は原作ファンの方がたくさんいらっしゃるので、期待に応えられるような作品になっているか、まだ不安ですね。
Q:本当に人気のある作品ですよね。撮影中、プレッシャーは感じましたか?
撮影中は、撮影のことだけでいっぱいいっぱいで、プレッシャーを感じる暇もなかったんです。でも、出来上がってからはものすごくプレッシャーを感じます。
Q:紫の表情が、まるで原作から飛び出してきたかのようでした。どのような役づくりをしたのでしょうか?
原作を読んだときに、勝気な部分とコンプレックスに悩むところが紫のいいところだと思ったんです。そのギャップを生かして、役づくりをしました。それから怒っているときの顔などは、漫画の紫の顔をマネするようにしていました。紫って、片まゆが上がるんですよね。そういう細かい部分は意識していました。
Q:ジョージとのキスシーンは、とってもすてきでした。監督や向井さんと打ち合わせをしたんでしょうか?
はい。向井さんと監督だけじゃなく、カメラマンも交えて、どうすればきれいに映るか話し合いながら撮影しました。監督が向井さんとわたしのアゴを持って、「向井はこうで、北川はこう!」って決めながらの演出だったので、かなりアクロバティックなキスシーンでした(笑)。向井さんも「なんか組体操みたいだね!」って笑っていました。
Q:ジョージとのシーンで、いちばんキュンっとしたシーンはどこでしたか?
朝、ジョージが「朝ごはんできたから、食べよう」って言ってくれるシーンが一番キュンとしましたね。ああいうの、リアルに言われたらちょっとうれしいですよね。朝起こされて、朝ごはんが用意されていて、しかも相手は向井理さん(笑)! いいですよね~。
Q:この映画にはジョージのほかに、徳森くんや嵐などすてきな男の子たちが登場しますが、北川さんが実際に付き合うならどの男の子がいいですか?
ジョージは向井さんが演じているし、原作のイラストもすごくかっこいいからすてきなんですけど、わたしは振り回されるのがイヤなので、意外に徳森くんです! 徳森くんとなら、堅実で安定して波風も立たない、順調な交際ができそう。
Q:ジョージみたいにおしゃれな男性はいかがですか?
その点でも、ジョージより徳森くんのほうがいいかな。なんかデートのときに、自分がおしゃれし過ぎなくてもいい男の人っていいですよね。「どうしよう、何着ていこう」って悩まなくてもいいし、デートの場所も気取らずに18時にハチ公とかで待ち合わせしてくれそう。ジョージだったら、「どんな服着てくるんだろう、合わせていかなきゃ……」って毎回ドキドキしそうですよね。
Q:かわいい衣装がたくさん登場する本作ですが、北川さんが一番気に入った衣装はどれでしたか?
着ている時間が長かった学校の制服や、青さび色のドレスへの思い入れはあります。紫の私服の中では、ブルーのジャケットがお気に入りです。映画では、ジョージから外国に行くと伝えられるシーンで着ています。このジャケットは、女の子らしいスカートに合わせても格好よくなるので好きでした。
Q:北川さんは普段、どんなファッションを心掛けているんですか?
わたしは女の子らしい服装が苦手なので、ボーイッシュだったり、ロックな感じが多いです。昔からスカートってなんか恥ずかしくて。Tシャツにデニムにスニーカーという感じです。この映画に出演して以来、ちょっとずつファッションに興味を持つようにもなって、最近はスカートをはいたり、いろんな服装に挑戦しています。
Q:紫はモデルになることを決意しましたが、北川さんもデビューのきっかけはモデルでしたね。芸能界で仕事をやっていこうと決意したのはいつでしたか?
わたしはデビューと同時に上京して、事務所に入ってすぐ雑誌のモデルに決まったんです。モデルの仕事は本当に厳しくてほんの一瞬、モデルに向いていないかなと思ったことがあったんです。でも、最初の雑誌が発売されたときに、どんなにつらくてもやっていこうと決意しました。負けず嫌いな気持ちだけでやってきた感じですね。
Q:今の北川さんの目標はなんですか?
今いただいているお仕事のペースが来年も再来年も続くように頑張っていきたいです。目の前にある仕事を謙虚にこなしていければいいなと思っています。
Q:本当に大活躍の北川さんですが、「こうなりたい!」とあこがれる女優さんはいらっしゃいますか?
女優としてはまだまだという思いが強くて、どんな役でもこなせるような女優になりたいです。いつかは、大竹しのぶさんのようなすごい女優さんになりたいと、夢は大きく持っています。
Q:北川さんを支えているものは、何だと思いますか?
やっぱりファンの方たちです。それだけは、はっきり言えます。壁にぶつかったときも、常に「次の作品、楽しみにしています」とか、「あの作品ですごく元気をもらいました」など、ファンの方たちの言葉はすごく温かいんです。皆さんはいつもわたしを見てくれていて、例えばちょっとブログの更新が止まったときも心配してくれたり、家族以上に思ってくれている人たちなんです。そんなファンの方々がいてくれるってことがすごく心強いし、いつも皆さんのために頑張ろうって思います。ファンの皆さん、家族、友達、飼っている猫のジル、それからたまに食べる焼き肉の存在があるからこそ(笑)、わたしは頑張れるんです。
Q10代、20代の女性を中心に圧倒的な人気をほこる原作コミックを映画化した本作。熱狂的なファンも多いだけに、ヒロインの紫や紫をモデルの道へと導くジョージを演じる北川と向井にも大きな期待と不安が寄せられているはずだ。そんな人気のある原作の映画化作品に出演するにあたってはー
北川:『パラダイス・キス』は、学生の頃から知ってた作品でしたし、こんなに有名な作品のヒロインが私でいいのだろうかとプレッシャーを感じてました。でも、原作ファンの方にも楽しんでもらえるような作品にしたいと思って、断食まがいのダイエットを頑張ったり、原作のことも研究して撮影にのぞみました。
向井:僕はジョージと違って天才じゃないので大変でしたね。原作の世界観を実写化する時に、どこまでそれを伝えられるかということと、ジョージは自分と全然違う難解なキャラクターだったので、それを表現するには、僕も多少体重をしぼったり、体型を維持したりするのは大変でした。後は、スーツにしわが入らないように撮影中あまり座らないようにしてました。
それぞれに人気を集めるふたりだが、本作が初共演。舞台挨拶でも合間合間に会話を交わすなど、和やかなムードがただよっているが、お互いの印象はどのようなものだったのだろうか。
北川:会う前は、クールで無口なイメージを持っていましたね。でも、初日はイメージそのままだったんですが、時間がたったら話してくださるようになって、今は天然だなと思ってます。あっ、天然じゃない、マイペースです(笑)。
向井:僕は、気の強そうな子だと思ってましたが、一緒に撮影している内に、すごく真面目な人だと思いました。真面目じゃない部分もありますけど(笑)。「暑い暑い」ってぶーぶーぶーぶー言ってたし(笑)。
お互いのコメントにつっこみを入れるなど、ここでも仲むつまじい様子が伝わってきた。それぞれに意外な一面を暴露されるかたちになったが、本作にちなんでそれぞれの夢について聞いてみると、さらに予想を裏切る答えが返ってきた。
北川:私の夢は、ずっとこの仕事を続けたいということと、焼肉が大好きなので、一生焼肉を食べ続けられる健康を維持していきたいですね。
向井:夢は毎日二度寝です。ゆっくり寝たいです。(ここで客席がシーンと静まりかえる)役者としてもっとレベルをあげてたくさんの役をやりたいです(笑)。
向井の予想外のコメントに一瞬客席も静まりかえり、それに気付いた向井が慌てて真面目なコメントを付け足すなど、向井の意外とお茶目な場面も飛び出すなど、ふたりの“素”の部分が出た舞台挨拶だった。最後にヒロイン・紫を演じた北川が作品についての思いを語った。
北川:私たちのファッション以外にも、色んな小物やバックにあるセットにまで細部まで凝って作られた映画なので、画面いっぱいにキラキラが散りばめられているので、見落とさないようにしてください!
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